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遊佐地産地消エネルギー協議会は、2023年10月28日、稲川まちづくりセンターにてワークショップ「第1回 ゆざみらい しゃべり場」を開催しました。

このワークショップは、遊佐地産地消エネルギー協議会の設立趣旨を参加者と共有するとともに、町民一人ひとりがまちづくりに主体的にかかわっていく上でのきっかけとすることを目的として企画・開催されました。

当日は、協議会メンバーを含めて29名が参加しました。参加者の性別・年代は下記の通りです。遊佐町少年議会から4名、遊佐高校から3名が参加するなど、若い世代の女性の参加が多かったことが特徴です。

プログラム

冒頭、遊佐地産地消エネルギー協議会 会長 阿部敦氏から協議会の設立趣旨やこのワークショップを通じて町民が主体的にまちづくりをかかわっていくことへの期待など、開会挨拶がおこなわれました。

次に、イントロダクション&アイスブレイクとして、テーブル内でウソを交えた「ニセ自己紹介」をおこないました。

その後、講師の古屋将太氏(環境エネルギー政策研究所)から話題提供として、国内外の地産地消エネルギーを活用したまちづくりの事例が紹介され、それらに共通する考え方である「コミュニティパワーの三原則」が解説されました。

コミュニティパワーの三原則

  1. 地域の利害関係者がプロジェクトの大半もしくはすべてを所有している
  2. プロジェクトの意思決定は地域に基礎をおく組織によっておこなわれる
  3. 社会的・経済的便益の多数もしくはすべては地域に分配される
この3つの基準の内、少なくとも2つを満たすプロジェクトは「コミュニティパワー」として定義される
出典:世界風力エネルギー協会 コミュニティパワー・ワーキンググループ

次に、ディスカッションのテーマと進め方について説明を受け、グループに分かれてディスカッションがはじまりました。今回のディスカッションでは、下記の2つをテーマとしました。

テーマ1. 将来、遊佐町がどうなっていてほしいですか?

テーマ2. 自然エネルギーをどのように役立てることができるでしょうか?

休憩をはさんで、それぞれのグループがディスカッションの内容を整理し、全体で共有しました。

各グループの発表からは、全体に共通する問題点もあれば、独自の改善アプローチも提示され、世代を問わず多種多様な町民同士の交流のもとでまちづくりを進めていくことの重要性が認識されました。また、多くの参加者から、これまでこうした対話の場に参加する機会がなかったので、次回もぜひ参加したいという意見が出されました。

参加者アンケートでの意見(一部抜粋)

このように、様々な世代の人と意見を共有する機会は今までなかったので、とても有意義で良い時間になりました。みんな同じことを考えていると思うので、それを実現できる社会になってほしいと思いました。次回もぜひ参加したいです。ありがとうございました。

みんなが遊佐の未来を自分事として、真剣に考えていることが伝わってきて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

最初はあまり乗り気ではなく、人と関わるよりも動物と戯れている方が楽しいと思っていたのですが、遊佐に来て様々な人と関わり、今まで知らなかった話題に触れ、エネルギーについて難しい話でしたが、話している時に笑えたり、なるほどと思うことがあったりして、とても行ってよかったなと思いました。

若い人の意見を聞けて、とても良い1日でした。

様々な年代の方とお話しできて、遊佐町の将来について考える機会ができて、とても楽しかったです。第2回も期待しています。

最後に、あいにくの空模様でしたが、町民の愛する鳥海山を背景に全員で集合写真を撮り、散会となりました。

遊佐地産地消エネルギー協議会は、今後もこのような対話の場を通じて町民一人ひとりが地域のエネルギーとまちづくりに主体的にかかわっていくためのきっかけとなる機会をつくっていきます。